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前田紀貞建築塾 第8期ブログ

キャサリンが書いています。

 
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卒業設計って?!

今週から卒業設計コースが始まりました


建築塾第7期の塾生である、大場とハルクが卒業設計を前田紀貞建築塾で
戦いを始める大事な日です

大場


実は、私は昨年法政大学在籍時に法政大学の卒業設計クラスTA
としてこの前田紀貞アトリエに足を踏み入れた者です。

「卒業設計とは、一年間かけて壮大な小説を書くこと 」
そのために必要なことは、決して建築の技術や知識だけではなく
自分を知り、変え、表現していく力であると強く感じた一年でした。



卒業設計において大事なこと

以下、大場とハルクに授業時に渡した資料からの抜粋です。
  趣旨
 卒業・修士設計とは「壮大な小説」を書くことだ。
 自分の大学生活の総集編として書かれたものを、全く知らぬ第三者が読み、
 彼等が如何に内容を理解し感動するか?この点こそ礎となる。
 だから常に「人からどう見られるか?」(ダイアローグ)
 意識することが大切であり、
 決して「独り言」(モノローグ)になってはいけない。
 人に理解してもらい、感嘆してもらい、楽しんでもらえること。
 そして何より、勝たなければ意味はない。

 
 1.コンセプト
 ・自分の情熱が1年間持続する対象であること(昨日今日の思いつきではダメだ)
 ・他律と自律、つまり、社会(他者)が問題にしていること、自分(自己)の中の強いパッション
 ・簡潔で・分かり易く・強く・オリジナリティーがあること
 2.敷地
 ・コンセプトに添うべきもの
 ・【誰でもがイメージできる場所】【特色ある場所】
 3.プログラム
  既存のプログラムに新しい視点を発見すること・発見的なプログラムであること
 4.空間・デザイン
 ・「とにかく手を動かす」 ※頭で考える癖は止めろ
 ・形は新しくなければならない
 5.内の論理、外の論理
 ・「作品の論理」(自律)と「環境(都市・自然・社会)の論理」(他律)
 ・他律的コンテクストとは、空間的:都市文脈・時間的:歴史・社会的:社会問題 他
 6.プレゼンテーション (模型・パネル・CG)
 ・わかりやすく・簡素で・強く・目を惹くもの(仙台などは400案からの選抜)
 ・模型は仙台の提出規格、運送費なども調査要
 7.プレゼンテーション (発表)
  パネルとパワポの繰り返し練習

 教訓
 =我慢較べ
  卒業設計の結果、それは「建築への愛情の我慢較べ」これである。
  今までの経験上、最初の人数は1/5程度に減少する。当然、残った者だけに勝利がある。
  大きな挫折が、途中で何度も待っている。そこで諦めたり、投げ出したり、尻尾を巻いて
  逃げたりしてはいけない。
  また、一旦決定した事項を無闇に変えたりしないこと。

 =日本一展が終わるまで気を抜かぬ
  途中で挫折があると共に、ホッとして気が抜ける時期がある。
 「ホッとしているな」と感じた時が危険な時だ。
  それが落とし穴になる例は、今まで無数に見てきた。
  また、自分の学校での一番など意味はない。あくまで勝負は日本全国。

 =一時的に早い進行、短期の褒めに安堵するな
  このケースが異常に多い

 =半端なアドバイス
  半端な知識のアドバイス(先輩、友人)を聞くな。
  卒業設計の内容とは、あくまで自分が責任を取ることだ。自分が新しく開拓する境地なのだから。
                      (配布資料 : 「卒業設計初日に言う事」から抜粋)




壮大な小説を書き上げるために、つまずいてしまうことも多々あります。
上にあるように我慢比べの連続であり決して楽しいだけの時間ではないです。

しかし、この格闘の日々に自分と建築について考えてことは
これからの人生の大きな礎になります。

大場とハルクにとって、とてもとても大事な時間です。

建築塾7期生として、前田の元で建築を学んだ大場とハルクが
これから卒業設計という人生の節目、そして戦いに挑む場として、
再びこの建築塾を選んでくれたことをとても嬉しく思います

これから提出までの時間、「卒業設計」というお祭りを
前田アトリエ一同で盛り上げて行きます

8期生の様子と同時に大場、ハルクの卒業設計に向かう格闘の
様子もお伝えしていきます

昨年度までの前田の指導の様子はこちらでご覧頂けます
前田紀貞 卒業設計 虎の穴



さて、設計演習コースの様子は…

第一課題『ルールに基づいた建築設計』の2回目のエスキースです。
皆、今回の課題でどのようなルールを使うのか発表しました。

全体


キーワードを抜き出すと…
「人のいる場所」、「(筑波山の)借景 ※課題の敷地から筑波山が見える。」
「和」、「バーコード」、「六角形」、「雪の結晶」、「メロンの模様」。


ルールを用いることは「他律」を用いることであり、
ルールを破ることは「自律」です。
「他律」と「自律」の相対するものどちらか一方に偏るのではなく、
2つを振り子のように行ったり来たりすることが大事なのです

奥田



ルールに基づいたコンセプト模型をつくりながら
ルールを使うことの意味と格闘しています



前田紀貞アトリエ 田中由美

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いつもポケットに

今日は第二回目の建築塾です

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第一課題【ルールに基づいた建築設計】のエスキースが始まりました。
ハスキーが考えて来た、「鳥の群れ」というルールがとてもおもしろそうです

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先生のコメントは、
「単純に心が踊らされるものをルールにして建築にしないと、結局感動させるものは出来ない。」
確かに鳥の群れの動画は理屈を抜きにして、ドキドキします。
これが建築になったらどうなるのか、楽しみです

私達がこれから目指す建築は、「現代建築」です。
実は、「現代建築」とは、未だどんな建築家も定義できていないものです。
これを志すことが、これから建築を目指す人達のひとつの使命なのです。
いつまでも、近代建築のお洒落な焼き直しをしているのではなくて、
本当の意味で「現代建築」と呼べるものへの提案をしてゆくこと、
これこそが大切なことでありますし、何より前田がこの塾で望んでいることなのです。

さて、「近代建築」と「現代建築」を比較しますと...

「近代建築」=静的、Statics、(静止画)、
「現代建築」=動画、Dynamic、(動画)、という構図が出来ます。

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ただし、イメージとして建築はすでに固体として固まっています..
それを動的に捉える、創るってどういうことなのか?!
私もみんなの課題を見守りながら考えています。


今回の課題でどんなルールを使うのか。
今週のエスキースでの暫定は、
・ハスキー=鳥の群れ
・みのる=ニューロン(他の案も考える)
・上様=ポリリズム
・天久=メロンの編み目
・モニカ=年輪


これから、どんどん模型を作りつつそれぞれの建築が出来るストーリーをつくって行きます。
最終的に出来る建築のイメージとして、自分が設定したルールの面影が残ってることが重要です。
例えば天久の場合はメロンっぽいと天久の作品を初めて見た人が感じられないと、
せっかく選んだルールがルールを作るためにあることになってしまいます。


それから設計演習コースの最後に...
世界をちゃんと見る。
どうでも良いものをどうでも良いと思わない。
感動したものをいつもポケットに入れておく。というお話がありました。

いつでも、誰とでも会話が楽しく出来る人はポケットがいっぱいで、
瞬時に取り出すことが出来る人なのでしょう
その為に、私たちは毎日の些細なことを大切にしなければなりません。
何も展覧会へ行ったり、講演会へ行くことだけが、創造の道につながるのではありません。
駅の階段を上る時も、炊事洗濯掃除をする時にも、どんな時にも創造の契機は隠れています。
それを手にするようにセンサーを磨くのです。



さて、続いて建築論です。
今週のテーマは【存在】とは何か?

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手にして真剣に見ているもの、何だと思いますか?
わからないですよね?
わからないから、みんな「物そのもの」の手触り、臭いをかいで探ろうとしています。
一方、同じように並べられた100円ライターは考えなくても、
火をつける為の「道具」とわかってしまいます。

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「〜の為のもの」ではなく、「物そのもの」の質感、色、手触りを全身で感じながらものに
出会う瞬間、これはものが【存在】し始める瞬間です。

例えば、このアトリエに原始人が入って来たとします。

原始人


「うほっうっほ」と言いながら、原始人は何を思うか?
私達にとって、「座るための」ソファも、「物を置くための」テーブルも
彼らにとっては何だかわからない物で、獣に見えるかもしれないし岩に見えるかもしれません
ソファもテーブルも私達にとっては「〜の為のもの」という【道具世界】のものですが、
原始人にとっては「物そのもの」として存在します。
未だ、教育によって記号になっていない状態の世界、ということです。
これを【存在世界】といいます 。「存在」というのはこういうことを言うのです。


農民の靴

この絵はゴッホが描いた「農民の靴」です。
あえて、汚いどこにでもあるものを描きました。
道具として使い誰も気に留めないものを絵にすることで、
【道具世界】のものを【存在世界】に引き上げたのです

つまり、言い換えるとゴッホはこの絵によって、
ただの農民の靴を【存在】させたということになります。
芸術家は「普段存在していないものを存在させる人」なんです


...ところで、最近の私のイタズラを白状します
本来、かっこいいバイクにあたるはずの照明を
バイクの横にあった何でもない「パン焼き器」に当ててみたんです。
建築家たるもの、照明の位置に気を使えなくてどうすると、
怒られる覚悟を決めての、決死の行動です。

そうしたら...もちろん先生が気がつき...
千紗姉さんが大爆笑です。
確かに、ただの「パン焼き器」に仰々しくスポットライトが当たっている光景は不思議です。
こうして、いつもせっせと黙ってパンを焼いているだけのパン焼き器が少しの間、
前田一家のアイドルになれたわけです。

つまり、普段「パンを焼く為の」機械としてか扱われていないパン焼き器は、
私の手によって【存在】させられたということになりますよね?!
ちょっと無理矢理ですか?!
でも、そうやって世界の名立たる芸術家達だけが出来ることではなく、
ものを【存在】させるということは日常に転がっている、
もしくは、そういった風に世界を見られたら人生がとても豊ですよね



第二回建築塾最大のトピックは、
宴で塾生の「僕、変態なんです...」発言です。

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きっと本人としては最大限の勇気を振り絞って、
まだ慣れない場で自分を出してくれたんだと思います。

ただし、心配することはありせん。
君の思う変態なんてまだまだで、先生を始めアトリエスタッフのお兄さん達はもっともっと変態です

まだ本人の了承を得ていないので、一応名前は伏せて置きますが
変態発言の彼は「女性の臭い」を嗅ぐことが趣味なのだそうです。

そんなの普通じゃんという宴の雰囲気の中、
女性の私としては若干驚きの発言が続きます。

香水などの良い香りが好きなのではなく、
女性自身の持つ匂いが好きなのだそうです。
汗の臭いも大歓迎らしいです。そうですか...
女性は汗の臭いを一生懸命消しますよね
どうやら、それを好んでいる男性がいるということはいらない努力かもしれません

実は、この匂いの話、ただの変態話ではないのです。

というのは、人間は原始の時代、今の五感を遙かに超えて十五感ほどあった、という説があります。
今の第六感として霊能力のようなオカルト的なものを言われることがありますが、
要は五感以上のものとして、共同意識とか雰囲気を察知できる感覚とか、
つまり今の身体感覚の枠だけでは収まらないものをいいます。
共感感という形や音に色を見る感覚などもそれのひとつかもしれません。

また、人間は産まれたばかりの時には、
視覚以外の感覚は成人した人間のそれと同じように機能しています。
しかし、時が経つにつれ、視覚重視になってゆきます。
私たちの情報の殆どが視覚からなのですが、実は生まれたての時には、
それはさして機能していなかった感覚なのです。
それよりも、臭覚や聴覚の方が優位にきます。
聴覚も同じです。生まれたての赤ん坊には、英語の「R」と「L」を聞き分ける能力があります。
どの国に生まれようとも、どんな些細な母音の違いも認識できるような
「白紙の耳」として産まれます。
でも、その後、自分の世界が「R」と「L」を分けない場所であれば、その感覚は退化してゆくのです。

人間とはこういった生物なのです。

ということは、原初的な感覚を、大人になっても鋭く説き住ましているということは、
変態どころか天才だということになります。

ある音楽や匂いを嗅いだとき、過去の情景が頭をよぎったりするのもこういうこと故のことです。
匂いの感覚、というのはそんな意味でもとても大切で原初的なものなのです。

それを巷では「匂いフェチは変態」として笑い飛ばして終わりにしてしまいます。
そうではないのです。
匂いフェチ大歓迎、そういうことが根にあるお話でした。


モニカもこれを期に、変態にもっと磨きをかけると、宣言していました。
(ちなみに彼は、学校帰りにワンカップ大関を公園で飲むことも好きらしいです
こうやってモニカの中のポケットの中身がどんどん増え、
また宴の席で話してくれるのが楽しみです



先生と塾生のmixiでのやり取りはこちらで
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3558992
どのようにみんなの案が変化していくか、リアルタイムでご覧頂けます




前田紀貞アトリエ 田中由美


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前田紀貞建築塾へようこそ

前田紀貞建築塾 第8期が始まりました

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この塾は、前田紀貞を塾長とし
建築学科の学生だけではなく誰でも入塾することが出来る塾です。
毎週土曜日、前田紀貞アトリエにて
14:00〜『卒業設計コース』
15:00〜16:30 『設計演習課題』
17:00〜18:00 『建築論講義』
その後、アトリエスタッフ、以前の塾生など交えて『』があります。
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初めて前田紀貞アトリエにやって来た塾生はとても緊張していましたね...
やっぱり、ここは一見怖いですか?...そうですよね
これからたくさんの時間を一緒に過ごして、表面的な怖さの裏に何があるのか垣間みて下さいね


初回の授業では、
建築をやる上で、もっと言うと生きる上で礎となる考え方の話から始まりました。


『今、私達がこうして平和に生きていられるのは何故か?』

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さて、まず最初のお話は、つい60年程前に、
私達のこの国のために死んで行った多くの先人の方たちの想い、
この想いを感じるところから始まります。

http://www.youtube.com/watch?v=nQ0AN524pF4

こうしたことを、「そんなの右翼思想だよ!」と一言で片付けてしまうことを、
とても怖いと感じます。
テレビや雑誌などのメディアは、いつもこうしたことを門切り型でしか語りません。
でも、私たちが私たちの国のことを想い、
そしてそれに命すらも投げ出していったお祖父ちゃんたちのことを、
決して忘れるべきではないのです。
大切な子供たちや家族や友人がいても、それでも死んでいかなければならなかったのは、
何より、残された自分の大切な人を守りたかったからに他なりません。
そんな沢山の想いがあったお陰で、今、私達は毎日を幸せに送っていられるのです。

他国からの批判があるのは当然です。
それはそれで互に解決しなければならないことでしょう。
でも、他国が言葉を投げ付けてくるからといって、
私達を守ろうと死んで行った人たちを足蹴にしたりすることは間違いなのです。
どの国の人たちも、自分の後進たちを守ろうとします。
そう想い命を投げ出して行ったのに、その守られた本人である後進たちから、
「そういう人達のことに思いを馳せるのは右翼だ」と言われてしまったら……。
私達は、自分たちが生きていることの礎をもう一度しっかりと考えなければならないと思うのです。


建築の技術だけを教えるのが前田塾ではないと、強く感じたのではないしょうか

04.jpg





さて、『設計演習課題』の方はといいますと、第一課題【ルールの基づいた建築設計】の説明です。
前田アトリエの作品の一つであるPICNICの敷地に何らかのルールを自分で設定して、
建築を組み立てていきます。

今回の塾生の中には、今まで学校で建築の勉強をして来なかったという子も沢山います。
少し不安そうな顔をしていましたが大丈夫です
己の世界観を表現するのに、知識の修得が追いついていないことは関係ないのです
むしろ、建築に対して凝り固まった固定概念があるより、
もっともっと楽しいものが創れるかもしれないです




今回の宴には3期生の真悟さん、7期生の、介さん、大場、ハルクも参加してくれました
きっと8期生がどんな子か気になってしょうがなかったんでしょうね...

7期生は本当に朝まで帰らないんですよ
しまいには朝、アトリエで寝てから帰るんです

でも、そうやってアトリエでの塾生との時間を楽しんで大切にしてるんだなと思うと嬉しくなって、
ついつい私も朝まで話し込んでしまいます。

また、新しく入った8期生と話に来てほしいなと思います


最後になりましたが、私建築塾8期TAのキャサリンと申します。
これから8期生の様子をこのブログでお伝えしていきます。

乞う、ご期待っ


前田紀貞アトリエ 田中由美


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プロフィール

田中キャサリン由美

Author:田中キャサリン由美
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